2016年 12月 20日
サンタさんの思い出 |
このサンタさん
もう10年以上、我が家にいます
イギリスで初めてできた友達が
息子にとくれたサンタ
友達
年の離れた
その時点で私の祖母くらいの年齢だったと思う
私達家族が住んでいた場所は
そこは、本当に
いい意味でも悪い意味でも
イギリスらしい場所で
私がそれ以前に暮らしていた外国
同じ英語を話すというのに
ロサンゼルスとは全く違う場所
知らない人には挨拶をしない
目をあわせない
微笑みかけない
後に知った
田舎の暗黙のルール
それを知らなかった私は
いつもひとりぼっちに感じていました
初めて迎えるイギリスの冬
日があけるのが朝9時
日がくれるのがお昼3時過ぎ
主人はいなく
友達もいなく
小さな息子と2人ぼっち
地元の教会のプレイデートに
勇気をだして行ってみても
誰も話しかけてくれません
勿論、私が話しかけると答えてはくれますが
あちら側から話しかけられることはないのです
みんなが楽しそうに談笑している間
私と息子はいつも2人でした
やがて息子をナーサリーに預けられる年齢になり
ナーサリーの時間
ドアが開く前
列になって並んでいても
『こんにちは』
と他のママ達に挨拶をしても
うっすらと笑いをかえされるか
目を伏せられるか
そんな生活にも嫌気がさし
ある日
ふと村のギルドが主催する瞑想クラブに
顔をだしてみました
瞑想クラブだから
話しかける必要もないし
私だけ話しかけられないからといって
寂しくなる必要もないかと思い(笑)
毎週、欠かさず出席していると
ある日、年配のご婦人が話しかけてくれました
ご婦人は
『私、小説を趣味で書いているの。今は日本人が主人公なのよ』
と笑いながら私に話しかけてくれました。
イギリスから引越した後も
ずっとクリスマスカードを交換していたのだけれども
昨年からクリスマスカードが届きません。
彼女からもらった
このサンタクロースは
私の大切なイギリスのひとつの思い出
さて!
今日の話は
あくまでも私の体験談です
誤解がないように言っておきますが
イギリス人は一度友人になると
死ぬまで友人になるほど
情も濃いと思います
私達の滞在は短い間でしたが
住んで何年か経って
やっとその場所で受けいれられるようになり
アメリカ帰国までの日々は
ママ友達と抱き合って
毎日涙を流していました(笑)
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by wilmslow
| 2016-12-20 06:15
| アメリカとイギリス