2015年 10月 01日
芝生のエアレーションの方法と効果 |
先日は主人の流血記事で、なんだかたくさんの方に応援ポチをいただきまして、ありがとうございます。読者のみなさんからポチもらったよ、と主人に伝えると『血を流した甲斐があった』と本人ジョークを言って喜んでいました。
さて、エアレーションのこと。
お住まいの地域によって、植えられている芝の種類が違いますので、芝の種類を確認して参考にしていただければ、と思います。
エアレーションの話は少し長くなりますので、興味がある方はランキングボタンの下にある「続き」からどうぞ~。
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エアレーションにはまず、コアエアレーションといって、専用の機械若しくは用具で直径1センチ、長さ7~8センチくらいの土を抜きとるタイプのものと、スパイカ―ズという専用の機械若しくは用具で、芝生に穴を開けるタイプのものがあります。
ただ、スパイカ―ズ(小さい面積では、ガーデンフォークで芝生にぐさぐさ穴をあけたりもします)を使ってエアレーションをするのと、コアエアレーションの機械を使ってエアレーションをするのとを比べると、スパイカ―ズの方が効果が薄いそうです。というのも、スパイクで芝生に穴を開けることによって、穴の周りの土に圧力がかかり、返って穴の周りの土がぎゅっと固くなるからだそうです。スパイクの穴はコアエアレーションの穴に比べれば通水性もさほど改善されないため、コアエアレーションよりは根に栄養が届く割合が少ないそうです。
ちなみにコアエアレーション、アメリカではこんな機械を使用します。
耕運機のようですが、後ろの歯のところには土を抜きとって穴をあけるようにチューブのような形になっています。
エアレーションをするにはいくつかの理由があります。
主な理由は、芝生の下の圧迫された土の通気性と通水性をよくするため、更に芝の発根をうながし芝生を元気にするため。また、通水性がよくなることで、土に栄養が届きやすくなるそうです。
エアレーションのおすすめの時期は芝生の種類によっても異なります。
ベストは芝生の成長期にすること。ちなみにワシントン州西側の一般的な芝生の種類だと、春の初めか、秋がいいそうです。
コアエアレーションのあとには、このように芝生の上にごろごろと土の塊が転がっています。
ちょっと見、ニャンコさんの落し物のように見えます(笑)
このでてきたコアを分解してなじませるためには、このあと芝刈り機を走らせるか、レイクをするといいそうです。
伝統的な方法では、コアエアレーションのあとの穴には目土と呼ばれる砂のようなものを入れるといいと言われていますが、最近の傾向ではコンポストをまいたほうがいいという結果がでているそうです。砂をまくことによって、せっかくエアレーションをしたのに、芝生の下の土がまた固くなるそうです。
さて、大切なのはこのあとの芝の通常手入れ。
適度な肥料と芝刈り、そして水やりを行うこと。
ちなみにコアエアレーションが必要な芝生とは
子供やペットが走り回ったり、過度な往来のため芝生の下の地面がぎっちり固まってしまっているとき
新興住宅地(アメリカで)において、トップソイルがなくサブソイルのみにも関わらず芝生がはられているとき
水やりをしても、水の流出が多い(穴をあけてみて、土の中に水がしみ込んでいないのがわかる)とき
などです。
そこで、我が家の芝生はどうだったかというと。
エアレーションをする前に夏の暑さと乾燥で芝生が枯れて、雨が続いて降っても芝生が休眠期終了後に蘇って来なかった部分をこのように掘ってみました。
すると土はカラカラ状態。
ちなみに水を入れてみても、一向に吸い込む様子なし!
これでは枯れるはずです。
流血沙汰のあったエアレーションでしたが、やっとそれも終わり、コンポストをレイクで全体に軽くまき、オ―バ―シ―ディング(上から軽く芝生の種をまく)もすませました。
(写真は前庭のドライブウェイをはさんだ南側)
通常なら、そろそろ雨が降るから、水やりをしなくていいはずなのに、何故か今年は雨が少なく、オ―バ―シ―ディング後の水撒きの仕事が追加です
それにしても、芝生の手入れに時間と労力かかりすぎ!
コアエアレーションだけではなく、春にはまたデサッチもしたほうがいいわけだし。
この手入れと労力を毎回きっちり行わなければ、緑の芝生が手に入らないのだったら、やっぱりちょっと考えものだわと思ってしまう私でした。前庭の北側の芝生はもう諦めて、手入れをしていません(笑)。
最後までつきあってくださって、ありがとうございます♪
今日の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
by wilmslow
| 2015-10-01 01:45
| 芝生の手入れ