2015年 05月 13日
ワシントン州の有害雑草 |
ヒメフウロ、Geranium robertianum
観賞用植物として入州したのち、何処へでも順応しやすいその性質からワシントン州の森林に広がりました。アレロパシ―(一定の植物が他の植物の成長を阻害する化学物質を放出すること)を有することから、森林の自生宿寝草の発芽をおさえるため、こちらでは法的規制はないですが、有害雑草に指定されています。
ウィキペディアによると、日本の一部の地域では採取禁止対象の植物指定を受けているそうですね。
ちなみにワシントン州では「くさいボブ」というニックネームもついています(汗)
ということで、可愛いですが写真撮影後はさようならです。。。。
さようならしても、何処からでも生えてきます。
観賞用植物や食用として輸入されたものが、その環境に順応して外来植物として自生植物を追いやる現象は、今や何処の国でもみられることだと思います。これを防ぐためにも、各国には植物検疫が存在するわけで、植物検疫は言うなれば水際で侵略的な外来植物を持ち運ばないようにするための大切な検疫でもあることを、昨年マスターガ―デナ―のクラスで習いました。
なるほど、と思った私でした。
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by wilmslow
| 2015-05-13 13:26
| 野草・自然植物など