2015年 03月 26日
野性動物たち |
『君は野性動物に餌を与えるために、植物を育てているんじゃないの?』
きぃ~~~っ!
私が野ウサギやモグラや野ネズミ達に手をこまねている間、隣でひっそりと呟く主人。
野ウサギはチキンワイヤーで対策していますが、更に小さい野ネズミはチキンワイヤーの穴の中に入って新しく柔らかい枝をガジガジしたりするんですよ(汗)。
そしてモグラは言わずもがな。。。。。
芽をだしてきた球根や宿寝草を押し上げたり、バラの根の近くにトンネルを掘って根に致命的な空洞を与えたり。
モグラが掘り上げる土は、宝物の土と呼ばれるほどほかほかとしたものですが、でもこのトンネルはなんとかしたい。
このトンネルを野ネズミも使うのですから。。。。。
モグラは固くなった土壌を空気にさらしてくれて、害虫を駆除してくれる存在でもあることから「live with them!」(共存しよう)という言葉がほとんど(笑)。
だから私も半ば仕方がないなと思ってはいるのですが、バラにいたってはすでにアイスバーグ3本とグルス・アン・アーヘン、そして数々の宿寝草が犠牲に!
こんにゃろめ~(笑)
モグラに関しては害獣を扱ったマスターガ―デナ―の「Vertebrate Pest Management(脊椎動物の害獣マネージメント)」のクラスでも、『どんな対策をとるにしても、実際にモグラが使用している通路上でないと意味がない。モグラは何個ものトンネルを作るが、同じトンネルを使うとは限らないから』ということを習いました。忌避剤なども色々あるようですが、これが絶対有効だ!っていうモノはとくにはなさそう。(モグラが実際使用している通路に罠をしかけるというのが一番有効だそうですが、私にはできません。。。。)
こうなったら庭にある残りのバラ、掘り起こしてチキンワイヤーを根のまわりに埋め込むしかないのか!?
微生物にしても、虫にしても、鳥にしても、小動物にしても、生態系の中では彼らは大事な役割を果たしています。
私達はこの地球上に住んでいる同じ住人。
大きな生態系の中では、悲しいことですが、この惑星にとってはむしろ我々人間のほうがよっぽど害獣(?)なのではないか、と思うこともあります。。。。
けれども、凡人ガ―デナ―の私は、正直に言えば、忍耐力を試されているような気だってするわけですよ(笑)。
そして今日も時折きぃ~っとなりながら、雨の中モグラ塚をふみつぶしています。
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by wilmslow
| 2015-03-26 08:35
| ガーデニング